前回の講義では「Manus」を紹介しました。
あれから半年——状況はかなり変わりました。
| プレイヤー | 会社 | ひとことで言うと | 主な使われ方 |
|---|---|---|---|
| ChatGPT | OpenAI | 一番有名な万能選手 | 質問・文章・調べ物の入口 |
| Claude | Anthropic | 長文と実務・コード作業に強い | 資料作成・プログラム・仕事の相棒 |
| Gemini | Google製品との連携が強み | 検索・動画理解・資料整理 | |
| Grok | xAI | X(旧Twitter)と直結 | リアルタイムの話題・トレンド |
| Copilot | Microsoft | WordやExcelの中に住んでいる | Office作業の補助 |
| 分野 | 代表的なサービス | ひとことで言うと |
|---|---|---|
| 画像 | ChatGPT Image Gen 2 | 言葉からプロ級のビジュアルを作る |
| 動画 | Kling(快手)/Veo(Google)/Seedance(ByteDance)/MiniMax | 言葉や画像から実写級の動画を作る |
| 音楽 | Suno | 歌詞と雰囲気を伝えると曲ごと作る |
| 音声 | ElevenLabs | 人の声の生成・読み上げ・吹き替え |
ポイント:AIは1個じゃない。得意分野で使い分ける時代。
質問に文章で答えるだけだったAIが、ファイルを読み、資料を作り、プログラムを書いて成果物を返すようになった。
「物知りな相談相手」が「手を動かす部下」になった。
目的を伝えると、途中の手順を自分で考えて最後までやってくれる——これが「エージェント」。
カーナビと同じ。目的地だけ言えば、経路は任せられる。
画像・音声・動画・長い資料——読むのも作るのも、AIの守備範囲になった。
1個の万能AIを探すのではなく、得意の違うAIを複数組み合わせてチームにする(=オーケストレーション)。
この後のパートで、実際に動いている体制をお見せします。
これまでの業務ソフトは「月額で契約して、人間が画面を操作する」のが当たり前でした。
いま起きているのは:
「ソフトを買って人が覚える」から「AIに言えば済む」へ。
この夏出てきたばかりの、いちばん新しい流れ。
次のパート:「AIが働く時代に、仕事と社会はどう変わる?」